
突然だが、最近バスに乗ったことはあるだろうか。通勤や通学で利用することはあるものの、休日は自家用車を使う人は多い。
ちゅらとく編集部も例に漏れず、どこへ行くにも車頼りになってしまっていたが、たまにはバスに乗って知らない場所を気ままに散歩するのも楽しそうな過ごし方だ。
そこで今回は運動不足解消も兼ねて、南城市内をNバスに乗って散策してきたので紹介する。有名スポットからあまり知られていない穴場スポット、絶景カフェ情報など満載。最後までお見逃しなく。

南城市には市内を走る公共交通機関「Nバス」が運行。南城市役所を発着点にした路線が豊富にあり、斎場御嶽や玉城城跡などの文化遺産、ニライカナイ橋に新原ビーチなどの観光スポットへのアクセスもばっちり。
行きたい場所を通る路線もGoogleマップで簡単検索できるので、時刻表や路線マップとにらめっこせずにスマートな移動が可能。
また南城市役所には広い駐車場もあるので、市外から遊びに行きやすいのもポイント。駐車場がないスポットにも気兼ねなく立ち寄れるのはもちろん、徒歩だから気付ける魅力もたくさんあるのだ。
◆行きたいスポットへの路線や時刻表の確認は「Nバス」の公式サイトからチェック!
「南城市Nバス」の公式サイトはこちら
【10時~】車を置いたらNバス乗車券を購入

まずは、市役所正面の右手にある「沖縄バス南城出張所」でNバスの乗車券を購入しよう。
種類は通常運賃のほか、1日乗車券や南城市民にお得な回数券の3種類。今回はいろんなスポットをはしごするので700円(大人/1名)で1日乗車券を購入。
【10時15分~】Nバスに乗って散策へ出発

乗車券を買ったらまず向かうのは、南城市の定番人気スポットのひとつでもある「知念岬公園」。南城市役所バス停から最寄りとなる斎場御嶽入口バス停へは路線B2(左回り)を利用。

この路線はニライカナイ橋を下るコースで、大きな車窓から見る海は最高。車で通る時の目線よりも高く、景色が開けて見えるのはもちろん、特有の揺れさえもバスならではの体験で新鮮な気分になれる。
【10時40分頃~】県内でも有数の絶景スポット

斎場御嶽入口バス停から徒歩で約5分、海にせりだしたような岬に佇む「知念岬公園」に到着。晴れ渡る空とコバルトブルーの綺麗な海が楽しめる絶景ビューは写真映え間違いなし。
園内には赤瓦屋根の東屋から景色を楽しんだり、心地よい海風が通り抜ける遊歩道を歩いてみるのもなんだか健康的。
【12時頃~】散策の醍醐味といえば”冒険感”

公園から国道331号線まで戻り、左側の”くだか島 そば屋”を過ぎた先にある坂道を下る。初めて通る道は大人になってもわくわくしてしまうものだ。
歩いた分だけ移り変わる景色、吹き抜ける風や草木が揺らぐ音など、徒歩だから感じられる臨場感もちょっとした刺激に。
【12時10頃~】知る人ぞ知る穴場スポット

歩き始めて約10分。辿り着いたのは、釣り好きな人の間で知られている「久手堅船溜」。突き出た防波堤の先まで行くと、目の前に広がるのは空と海の青だけ。沖縄でもこれだけ海を近くに感じられる場所はなかなかないだろう。
お昼も過ぎお腹が空いてきたので、以前から気になっていた絶景カフェでランチをすることに。来た道を戻り、斎場御嶽入口バス停から路線A1(右回り)に乗って百名団地前バス停まで移動。
【13時10分頃~】絶景カフェで遅めのランチ

百名団地前バス停からわずか徒歩約1分の場所にある「cafe やぶさち」は、大きな窓から海を望む絶景カフェ。自然と文化と健康をコンセプトに、フレンチ・イタリアンをベースにしたランチが楽しめる。

おすすめは沖縄の食材を一度に味わえる「やぶさち県産プレート」。黒毛和牛ステーキ、アグーハンバーグ、県産グリルチキンの3種類の選べるメインをはじめ、魚や野菜なども一緒に味わえる贅沢な一皿。
ほかにも、じっくり炒めた玉ねぎとスパイスの香りを効かせたチキンカレーやヴィーガン対応のパスタなど、素材からこだわった料理が揃う。
全てのメニューにはサラダ、ドリンク、スープのバイキングが付いたボリューム満点の内容となっている。
食事を終えたら次は「奥武島」へ向かおう。おすすめはNバスバス&徒歩の組み合わせ。まずは先ほど降りた百名団地前バス停から路線A1(右回り)に乗り、約5分の場所にある新原ビーチバス停で下車。この時も”N得チケット”をもらっておこう。その後は約30分ほど歩いて奥武島まで移動。
道中にはカフェや天然ビーチのほか、海沿いを通る歩道もあるので写真を撮りながら散歩気分で進めばあっという間に到着。
Nバスの乗り継ぎで奥武島まで行きたい場合は約75~90分ほど時間が空いてしまうが、Googleマップで乗り換え方法を簡単に検索できるのでぜひ試してみてはいかが。
【15時35分頃~】歩き疲れた体にご褒美スイーツ

島の入り口に着いたら「ICE Oasis 奥武島店」で糖分補給しよう。甘いものには目がない編集部がタピるのは紅いもミルクとチョコミルク。
じっくり煮詰めた濃厚な黒糖を絡めたもちもち食感の台湾産ブラックタピオカは、噛めば噛むほど甘さが引き立ちそれぞれのドリンクとの相性も抜群。
【15時45分頃~】奥武島のパワースポット

タピオカドリンクを飲みながら島の南東側にある「竜宮神」へ。階段を降りた先には海の神が宿るといわれている奇岩があり、島の伝統行事”海神祭”ではその岩に向かって航海の安全と豊漁を祈るそうだ。
【16時15分頃~】廃墟×アートがたまらない

奥武街道を反時計回りに歩いていくと右手に見えてくる「奥武島ビーチ」。その奥にある廃墟は一見不気味で近寄りがたい雰囲気だが、中は思わず写真を撮りたくなる光景。窓枠らしきところに座って海を眺めながらぼーっとしたり、おしゃべりするのも気持ちがいいものだ。
時間がきたら路線C2(左回り)に乗って南城市役所まで戻ろう。

1日たっぷり散策すると、きっと体も疲れているはず。そんな人におすすめなのが、南城市役所の目の前にある「ユインチホテル南城」。このホテルには天然温泉さしきの「猿人の湯」があるので、ゆったり温泉で寛いだあとお家に帰るのもよし。
ちゅらとくにはお得な宿泊プランもあるので、1泊したい人はぜひチェックしてほしい。
◆天然温泉入り放題♪「ユインチホテル南城」の宿泊プランはこちら「南城市Nバス」の公式サイトはこちら