
写真提供:クリフビール
最近よく耳にするようになった「クラフトビール」。沖縄でもクラフトビール専門のビアバーやブルワリー(ビール醸造所)が増えてきているが、通常のビールとどう違うのか、答えられる人は少ないのではないだろうか。
クラフトビールは「小規模な醸造所がつくるビールのこと」をいう。大手ビールメーカーとは違って大量生産はできないが、だからこそ作り手の想いや情熱がダイレクトに感じられるのがクラフトビールの魅力だ。
今回はそんな沖縄の作り手が手がける“沖縄発”のクラフトビールを紹介。どれも作り手の個性を感じる魅力的なビールばかり。各ブルワリーのビールを飲み比べする楽しさもまた、クラフトビールの醍醐味だ。ぜひ自宅の晩酌等で楽しんでほしい。
小説のような世界観に心惹かれる「Cliff Beer(クリフビール)」

沖縄市比屋根にブルワリーを構える「Cliff Beer」は、デザイナーでもある醸造長が手がけるアートなラベルが目印。
爽やかなの飲み口のペールエールは「Pecker's Excuse(キツツキの言い訳)」、力強い苦味が癖になるIPAは「Happy Blue Boar(幸せの青いイノシシ)」など、その味はもちろんのこと、それぞれのラベルが語るストーリーに惹かれるファンも多い。その他、ヴァイツェンとチョコレートスタウト含め全4種類のビールを販売している。

お店には工場が隣接しており、ガラス窓から製造の様子を覗くことも可能だ。麦芽の粉砕から仕込み、そして瓶詰め作業まですべてこの工場で行なっており、仕込み水には地元 比屋根の水を使用している。
ハム・ソーセージ専門店の「TESIO(テシオ)」など他店舗とコラボした晩酌セットなども不定期で販売中。詳細は公式SNSをチェックしよう。
▼ブルワリー「Cliff Beer Hiyagon Farm」⇒詳細はこちら本場ドイツの製造方法にこだわる、ブルワリー「WOLFBRÄU(ウォルフブロイ)」
写真提供:ウォルフブロイ「WOLFBRÄU」は、首里の龍潭通り沿いにあるブルワリー&ロースタリー。
ドイツ人の店主がビールの本場であるドイツスタイルでビールの製造、販売を行なっている。そのこだわりは原料に麦芽、ホップ、水、酵母以外は使用しないという、本場ドイツの「純粋令」を踏襲するほど。
写真提供:ウォルフブロイオリジナルビールは、2020年4月に発売となった宜野湾市のパン屋「宗像堂」とのコラボビールの他、日本最大のビール審査会「ジャパン・グレートビア・アワーズ2020」で銀賞を受賞した「HEFEWEIZEN(ヘーフェヴァイツェン)」、「HELLES(ヘレス)」など全10種類。
店頭では、グラウラー(再使用可能な持ち帰り用ボトル)での量り売りや、自家焙煎珈琲豆の販売も行なっている。
▼ブルワリー&ロースタリー「WOLFBRÄU」⇒詳細はこちら愛らしいマスコットがシンボル!ビアバー「BEEAR(ビーアー)」
写真提供:ビーアー沖縄県立博物館・美術館のミュージアムカフェ「カメカメキッチン」の店主 池城安司(いけしろ・やすし)さんと、那覇の人気食堂「ピパーチキッチン」を営む安信(やすのぶ)さん兄弟が手がける宜野湾市の「BEEAR」は、国内外の多種多様なビールを楽しめるビアバーとして人気。
最近クラフトビールファンの中でも人気の高いヘイジー系のIPAをはじめ、バーレーワイン、スタウトなど、国内外の個性的なビールを30種類近く扱っている。
写真提供:ビーアーBEER(ビール)とBEAR(クマ)をかけて「BEEAR(ビーアー)」と名付けられたお店のマスコットキャラは“ビールっ腹”の愛らしいクマ。
デザインは兄である安司さんが手がけたもので、オリジナルビール他、トートバックやTシャツなど、様々なオリジナルグッズに展開中。家飲みにもぴったりなゆるキャラ。
▼ビアバー「BEEAR」⇒詳細はこちらホテルの味をおうちで楽しめるお持ち帰りメニュー
完全プライベート空間で食事が楽しめる「部屋食」付き宿泊プラン