
那覇市にある桜坂劇場で、読谷山焼北窯(ゆんたんざんやき きたがま)と、その北窯の中の工房の一つ、米司工房の親方・松田米司(まつだ よねし)さんを撮ったドキュメンタリー映画「あめつちの日々」が上映決定。6月4日(土)に、初日舞台挨拶が開催される。
松田さんは作家性やブランド志向ではなく、あくまでも職人の仕事として、一般庶民のために身近で使いやすい器を手作りで作り続ける。その目的を果たすために、琉球王朝時代から受け継がれた手法があり、普段使いの器といえども、綺麗な装飾が施され、熟練の技で美しいフォルムが形作られる。
多くの沖縄県民がヤチムンに触れ、生活に取り入れることの喜びを感じるきっかけとなるよう、次世代に伝統を継承するためどう向き合い、道を切り開いていくか、松田さんを中心に映画監督の川瀬美香さんが3年間という年月を懸けて制作した。
「空を飛ぶ土、揉まれる土、のびる土、焼かれる土、そして器になって皆さんの手元へ。長年の夢が叶った職人達のすばらしい映像をお届けいたします。」と松田さんは語る。
公開初日の舞台挨拶ではトークショーのほか、桜坂劇場1階ふくら舎で、ヤチムンの展示即売会も開催。

あめつちの日々
2015年/日本/92分
監督:川瀬美香
スタッフ:プロデューサー:高田明男/構成・編集:大重裕二
出演:松田米司
【開催日時】
舞台挨拶
2016年6月4日(土)
15時10分の回上映終了後(16時50分頃)スタート
上映期間
6月4日(土)~7/22(金)
【開催場所】
沖縄県那覇市牧志3-6-10
桜坂劇場
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<<松田米司さんプロフィール>>
1954年、沖縄県読谷村に生まれ。(同じ北窯の共司工房の親方・松田共司(まつだ きょうし)は双子の弟)
1973年、那覇市首里の石嶺窯にて大嶺實清氏に師事。その後1979年より「大嶺工房」にて修業。
1990年に県内最大級である13連房の北窯を開く。
1995年日本民藝館展入選、以降数々の賞に輝き精力的に個展を開催。
やさしく柔らかいタッチの絵付けが特徴。
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