
この体験記事は平成29年度の島あっちぃ事業の体験記事となります。モニターツアーの内容、助成率や応募人数などの情報は平成29年度の内容となります。島あっちぃの最新情報については、島あっちぃの公式サイトにてご確認下さい。
「島あっちぃ」プロジェクトにて、今人気の観光スポット「宮古島」に行ってきました。
島あっちぃとは?
「島の魅力は人の魅力」をテーマに、県内にある離島の歴史や文化、自然、離島の人との交流を楽しむモニターツアー体験。沖縄県に住所を有する方を対象とし、ツアー料金の7割を県が助成するという毎年人気の企画だ。
離島や体験は様々。気になるプランに応募すると抽選で参加できる。気になる離島や体験プランをチェックして、お得に離島を楽しもう!
島あっちぃ詳細はこちら
宮古島はこんな島!

宮古島は、美しい海岸線と白い砂浜、珊瑚礁の海中景観など、豊かな自然に恵まれ沖縄の海で一番美しいと言われている島。
海の美しさと観光地としての知名度などにより、観光客は年々増加。繁忙期にはホテルなどの予約も取りづらいので、観光客で溢れる宮古島への観光は冬がおすすめ!島あっちぃでも、冬シーズンに入り、宮古島プランが続々登場。
島あっちぃに応募して、自己負担3割で宮古島を満喫しよう!
⇒現在募集中の宮古島体験プラン一覧はこちら宮古島で島あっちぃ<1日目>
■10時/本格ゆし豆腐づくり体験

宮古島でゆし豆腐づくりを行うお母さんたちと共に、本格的なゆし豆腐とおから料理をつくる体験プラン。
体験プランでは、まずはじめに海の水を汲むことからスタートする。宮古島の海水には塩分濃度が高く、ミネラルが豊富に含まれているので、通常はにがりを使って豆腐を作るが、ここでは海水で作れるんだそう。
体験会場である「んまや~」より車で2分程度の場所に海水を汲みに行き、汲んできた海水をろ過した後ミキサーで液状にしたものを絞ると、あっという間におからと豆乳(おからを絞った時に流れた汁)が完成。
完成したおからを使用した「おから料理」と、豆乳を鍋に入れ、塩水をまぶして作った「ゆし豆腐料理」をそれぞれグループに分かれ、手際よく調理。
液体だったものが、塩水を入れた瞬間からぽこぽことゆし豆腐に変化していく光景は、まるで手品を見ているようだった。

完成したおからと、豆乳に塩水をまぶして作ったゆし豆腐、島のお母さんたちが予め仕込んでくれていた健康的なメニューを食卓に並べ、昼食がスタート。

体が喜ぶ健康ごはんと手作りのふわふわゆし豆腐を味わいながら、作ったものを食べる達成感と、お母さんたちとの会話を満喫した。
■14時/ラムサール条約認定の「川満マングローブ」

昼食を済ませた後はフリータイム。人気の観光地である宮古島での島あっちぃはフリータイムが多めなことが特徴だ。早速、民泊の方に進めてもらった「川満マングローブ」に行ってみた。
木製の遊歩道に緑溢れる自然空間と、木々の隙間からこぼれる太陽の光が楽しめる、ドライブの途中で立ち寄りたいスポット。
海と川が繋がっていることから様々な生き物が生息する「マングローブ」は、木々の上には哺乳類や鳥類、爬虫類や両生類が住み、水中にはエビやカニ、貝などが暮らしているそうだ。
一面に広がるグリーンビューと、健やかな空気、生き物の観察を楽しんだ。

【住所】
沖縄県宮古島市下地字川満
【入場料】
無料
【駐車場】
あり
■15時/東洋一白い砂浜「与那覇前浜ビーチ」

川満マングローブから車で約6分の、東洋一美しいといわれる「与那覇前浜ビーチ」
トリップアドバイザーの、世界の旅行者の投稿をもとにしたランキングで「日本のベストビーチ部門」を計5回に渡り1位を受賞しているビーチだ。
冬の時期でも見渡す限りのエメラルドグリーンを楽しむことができ、真っ白な砂浜と海は、冬に入れなくても散歩するだけで開放的な気分になれる。
【住所】沖縄県宮古島市下地与那覇1199番
■15時30分/観光農園 ユートピアファーム宮古島

宮古島の農家さんが“本物”をコンセプトにオープンした観光農園「ユートピアファーム宮古島」では、マンゴーやパインアップルなどのフルーツや種類豊富な沖縄の花たちが咲き乱れ、非日常空間が満喫できる。
約20年前から集めた50品種にのぼる世界中のブーゲンビレアや、それぞれのストーリーがボードに書かれた多品種のハイビスカスは、他ではなかなか見ることができないだろう。
観賞だけでなく、農園で採れた果物をつかったスイーツが味わえるパーラーも人気。年中食べられる、マンゴーソフトを目的に訪れる人も多いそうだ。
【住所】
沖縄県宮古島市上野字宮国1714-2
【営業時間】
<10月~3月>9時30分~17時
<4月~9月>9時30分~18時
※2018年1月1日より営業時間変更<2018年1月~>10時~17時(最終入園受付16時30分)
【入園料】
15歳以上/350円
【電話番号】
0980-76-2949⇒公式サイトはこちら■16時30分/宮古ぜんざいを景色と楽しむ「島café とぅんからや」

前浜ビーチから車で約7分の場所にある絶景カフェ「島café とぅんからや」は、観光を楽しんだ後にゆっくりしたい時おすすめだ。
カフェの外にはカウンター席・テーブル席があり、見晴らしの良い開放的な空間となっている。
カフェの隣には、服や雑貨が購入できる「南国雑貨 Tida」も隣接されており、前浜ビーチに行く前後にTシャツやビーチサンダルを購入して着替える人も多いのだとか。

宮古島が思ったより暑かったので、こちらでTシャツとビーチサンダルを購入し、ラフな格好に着替えてカフェを満喫。
“とぅんからや”とは、宮古島の方言で「仲間が集まる場所」という意味だそう。10年以上あるこの店には、たくさんの思い出が詰まっている。
おすすめメニューは、宮古島産の黒豆を使用したぜんざい。育てるのに手間がかかるという宮古島産の黒豆は、小さい粒にしっかり濃厚な甘みが詰まっていた。黒糖シロップとの相性も良く、上品な甘みを味わった。
【住所】
沖縄県宮古島市上野字新里1214
【営業時間】
11時~17時
【定休日】
月曜日
【電話番号】
0980-76-2674
⇒公式サイトはこちら
■19時/島あっちぃのお楽しみ「夜の交流会」

カフェでまったり過ごし、夕暮れ時をドライブして楽しんだ後は、島あっちぃの楽しみである「夜の交流会」がスタート!
宮古島で採れた新鮮な刺身やお母さん手作りのちゃんぷる~、宮古豆を使用した「ふちゃぎ」など、手作りの料理がずらり。
料理や島民との交流を楽しんでいると、「夜の文化体験をしましょう!」と、宮古島の伝統文化である「オトーリ」が始まった。
オトーリとは、参加者の中より「親」となる人が立って口上を述べた後、グラスのお酒を飲み干し、同じグラスにお酒を注ぎなおして全員にまわす宮古島の文化。

口上を述べるのは少し恥ずかしかったが、お酒を回すことで参加者全員と笑顔で話をする機会となり、皆で一体となって盛り上がりながら、大いに場を楽しむことができた。(飲めない人は「飲めないので」と乾杯だけで済ませることも可能)
宮古島で島あっちぃ<2日目>
■9時/民泊のお母さん手作りの朝食

島あっちぃに参加すると、おかずたっぷりの美味しい朝食が食べられるのも魅力のひとつ。
宮古豆をつかったぜんざいやゆし豆腐、県産マンゴーが入ったヨーグルトや島バナナ、ゴーヤーチャンプルなど、種類豊富な宮古島の食材が詰まった朝食を堪能した。
■9時/無料で渡れる橋で日本最長の「伊良部大橋」

朝食でお腹を満たした後は、宮古島の人気絶景スポット「伊良部大橋」へ。2015年に完成したこの橋は、宮古島と伊良部島を繋ぐ橋となっており、無料で渡れる橋の中で日本最長の長さを誇る。
長い橋を車で渡りながら、宮古島と伊良部島を繋ぐ海の壮大な美しさを是非体感してみよう。
【住所】
沖縄県宮古島市平良久貝
■10時/ダイバーが憧れる幻想スポット「通り池」

伊良部大橋を渡り、伊良部島へたどり着くと、車で約15分の場所に観光スポット「通り池」がある。
ダイバーの憧れの場所といわれる通り池は、光の角度によって様々な色に見え、水晶のようなエネルギーを感じられる。水深で2つの池が繋がっており、それぞれの池の持つ神秘的な色合いを楽しむ場所。ここに訪れた他の観光客は口をそろえて「想像以上にすごい!」と絶賛していた。
私たちも同じ感想を持った場所だった。
【住所】
沖縄県宮古島市伊良部字佐和田
■12時/「丸吉食堂」

通り池を満喫し、しばし伊良部島内のドライブを満喫した後は、伊良部大橋を戻り、宮古島内にある「丸吉食堂(まるよししょくどう)」へ。
1961年に創業したというこの店は、50年以上地元客にも愛される宮古そばの名店だ。
宮古島の定番である、麺の中に具が隠れている宮古そばもおすすめだが、今回は店員さん一押しのソーキそばを注文した。3日間煮込まれたというトロトロのソーキと、にんにくの効いた出汁、もちもちの麺が「また食べたい」と思わせた。
食事後に出される手作りのアイスキャンディーも是非食べて欲しい。
【住所】
沖縄県宮古島市城辺字砂川975
【営業時間】
10時30分~16時
【定休日】
毎週火曜日
※夏は不定休
【電話番号】
0980-77-4211⇒このお店の食べログページはこちら ■13時30分/宮古島上布の歴史を学ぶ「宮古島市伝統工芸センター」

民泊先の人におすすめしてもらったスポットのひとつ「宮古島市伝統工芸センター」では、宮古島で生まれ、600余年に渡り受け継がれてきた「宮古上布」の歴史や文化、道具や制作の工程などを学ぶことができる。
重要無形文化財にも指定されている「宮古上布」とは、宮古島でとれた繊維を育てて積み、絣を括り藍に染め、織り、砧で打ち、技と心を人から人へつないで仕立てられる。一連の工程があってはじめて「宮古上布」と言われるそうだ。
館内では宮古上布の織を見学することもでき、丁寧に作業をする女性の方に、どれくらいの年月修業をしているのか聞いてみた。

写真の方は、この宮古上布の修業を始めて3年目だという。「3年目でもまだ卵なんです」と言っていたので、どれくらいで一人前と言われるようになるのかを尋ねると、隣で見ていた師匠の方が答えてくれた。
「人から聞かれて返事ができるようになるまでがだいたい5年くらいかかる。そこから一人前になるまでは、本人の器量次第。」
とても繊細で、習得に長い年月がかかる職人技術。年月をかけて覚えても、採算が合うものではないそうで、修行中の女性は「好きだからやっている」とはっきりと話す姿に、文化を受け継ぐ人の誇り高さと芯を感じた。
繊細な技術によりひとつひとつ手編みでつくられた芸術品としての価値だけでなく、作り手の想いを知ることで、より一層宮古上布の魅力を感じることができた。
空港近くにあるので、帰る前に是非立ち寄って欲しいスポットだ。
【住所】
沖縄県宮古島市上野字野原1190-188
【営業時間】
9時~18時
【定休日】
年末年始
【電話番号】
0980-74-7480【入館料】
無料
⇒公式サイトはこちら充実の2日間を楽しんだ今回の旅は、ランチ費用も含めて2万円以内で楽しむことができた。来年の3月に終了予定となっているので、早めに応募して、島あっちぃで離島文化を満喫しよう!
島あっちぃ詳細はこちら
⇒今回訪れた宮古島の体験プラン一覧はこちら
地図を見る