
カフェや絶景にパワースポットなど、女性なら誰もが興味をそそられる場所が数多く点在する南城市。沖縄本島南部の東海岸に位置し、あふれる緑と木漏れ日、青く美しい海に囲まれた自然豊かな土地だ。
そこには歴史文化が垣間見えるノスタルジックな一面と、おしゃれなカフェにレジャー体験など発展し続ける観光スポットが共存。訪れる度にどこか懐かしくもあり、新たな発見があるのも多くの人を引き付ける魅力なのだろう。
今回はそんな南城市の”昔と今”を感じられるスポットをご紹介。
南城市内での運行開始から1周年を迎えた「Nバス」に揺られながら、どこを切り取っても写真映えする景色とそこに根付くロマンに触れてみよう。
(写真)ニライカナイ橋とNバス
南城市内には、地元の人々はもちろん観光客からも頼りにされる公共交通機関「Nバス」が運行しているのをご存知だろうか。
斎場御嶽や史跡に城址などの観光スポット、ニライカナイ橋に絶景カフェなど写真映えするスポットへのアクセスもばっちり。
車でドライブもいいけど、たまには時間を気にせずバスに揺られ散策するのも気持ちがいいものだ。
(写真)Nバス 南城市役所前バス停
2018年に新庁舎へ移転した南城市役所は、Nバス各路線の発着地となっており広い駐車場も完備。市外から遊びにきても車を停められるので、Nバスを利用したい人にも便利な立地となっている。
料金は通常運賃のほか、1日乗車券や南城市民にお得な回数券の3種類。いろいろな場所を周りたい人は、700円(大人/1名)で1日乗車券の購入がお得。
(写真)Nバス車内
路線が豊富なNバスだが、Googleマップで簡単に経路を検索できるので、時刻表や路線マップとにらめっこせずにスマートな移動が可能。
車窓からの眺めを楽しみつつ、気になった場所で下車して気ままなぶらり散歩を楽しむのもちょっとした冒険だ。
◆行きたいスポットの路線や時刻表の確認は「Nバス」の公式サイトからチェック!
「南城市Nバス」の公式サイトはこちら

(写真)知念岬公園
海にせりだしたような岬に佇む知念岬公園からは太平洋が一望でき、リーフとその先に広がるコバルトブルーの綺麗な海がパノラマビューで楽しめる絶景スポット。
久高島やコマカ島を間近に見ることができるほか、赤瓦屋根の東屋や遊歩道があり、心地よい海風が通り抜ける開けた園内を散策するのもおすすめ。

(写真)斎場御嶽 三庫理(サングーイ)
2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録。
”御嶽”とは南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、そのなかでも「斎場御嶽」は琉球開闢(かいびゃく)神話の地といわれる琉球王国最高の聖地。
敷地内には大庫理(ウフグーイ)、寄満(ユインチ)、三庫理(サングーイ)など6ヶ所の神域(イビ)があるので、心を静めて聖地のパワーを感じてはいかが。

(写真)垣花樋川
南城市玉城の高台にある「垣花樋川」。周辺には水田が広がるのどかな場所で、うっそうと繁った林の中腹岩根から湧き出る湧水は、1985年に全国名水百選に選ばれた。
今でも湧き続ける美しい水は、現在でも簡易水道として地域の飲料水等の生活用水や農業用水として利用されている。
樋川までの道中には、女性たちが休憩したとされるナカユクイイシ(中休み石)、イーユクイイシヌヒライサー(上休み石の平石)が残っており、往時の面影を伝えている。

(写真)おきなわワールド「玉泉洞」
郷土文化や歴史、自然を展示するおきなわワールド内にある「玉泉洞」は、30万年という気の遠くなるような自然の営みが創り上げた鍾乳洞。国内最大級といわれる天然記念物で、全長は5,000メートルのうち現在は890メートルを観光洞エリアとして公開。
まるで映画のような風景から、ライトアップされた滝や泉の神秘的な景色など、今なお成長を続けており、壮大かつ東洋で最も美しいとされる鍾乳洞を間近で見られる貴重なスポットだ。

(写真)うみかぜホースファーム
小柄だけど優しくて力持ち。そんなヨナグニウマと遊べるスポットが「うみかぜホースファーム」。本島にもたくさんいたヨナグニウマを復活させたいという思いと、与那国島まで行かなくてもウマたちに会える場所として2009年にオープン。
ここでは、ヨナグニウマに乗って海遊びや乗馬体験など、季節ごとに楽しめるアクティビティのほか、フォト撮影なども実施。1頭1頭の顔も違えば、性格も様々なウマたちと触れ合えるレア体験をぜひ味わってもらいたい。
◆絶景や感動体験が待っている~観光スポット編~
◆ノスタルジックな世界にプチTRIP~歴史文化スポット編~
那覇から約14キロメートルしか離れていない南城市も、まだまだ知られていないスポットがたくさん。いつもなら車で通り過ぎてしまうような場所も、Nバスに乗って散策することで新たな発見があるはず。
”ノスタルジー”と”今”が息づく南城を五感で満喫してみてはいかが。