
※写真はイメージです
「和食」は日本人における伝統的な食文化として、2013年に世界無形文化遺産に登録されたことをご存じだろうか。
◼︎日本政府が和食を無形文化遺産に登録申請をした際の4つのポイント
①多彩で新鮮な食材とその持ち味の尊重
②栄養バランスに優れた健康的な食生活
③自然の美しさや季節の移ろいの表現
④正月などの年中行事と密接な関わり
その中でも「会席」は世界無形遺産に登録されたポイントが凝縮されており、お酒を楽しむ日本料理として人気。会席料理は多くのメニューが提供されるが、そんな会席料理の食事が出される順番をご紹介。
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会席料理の一般的な順番と意味
数多くの料理が登場する会席料理は、1品ずつ提供される。
1.前菜「先付け」「お通し」「突き出し」と呼ばれることもあり、いずれも軽い酒の肴が提供される。
ここからご飯が出るまでは、お酒と一緒に味わうのが一般的。
2.吸物だしが勝負の薄口のお吸い物。前菜、食前酒の味をここでリセットする。
時間が経って椀が冷えると蓋が取れにくくなるので、出されたらすぐ蓋を開けるのがおすすめ。
3.刺身メイン料理の1つ。季節の刺身が美しく盛り付けられて提供される。
4.焼き物季節の魚やエビ、まれに肉類が焼いて出される。塩焼きや照り焼きなど、焼き方の工夫は日本料理の知恵だ。器も豪華なものが使用されることが多く、器も楽しむことができる。
5.煮物季節の野菜を煮たものが出される。季節ごとに相性の良い海や山の幸が味わえる。
6.揚げ物季節の野菜や魚を素揚げ、から揚げ、変わり揚げなどそれぞれに合った手法を用いた揚げ物が提供される。
7.蒸し物茶碗蒸しに代表されるような、蓋つきの器で出される料理。素材の味をしっかりと閉じ込めて調理するため、蓋を開けた瞬間の香りも楽しめる。冬場には、かぶら蒸しが提供されることもある。
8.酢の物酢の物は口の中をすっきりさせる役割があり、「口直し」の意味が込められている。
9.ご飯・味噌汁・お新香食事の締め。味噌汁・ご飯・お新香の順番でバランスよく食べる。ここでお酒は最後にする。
10.水物食後のデザート。季節の果物やお菓子が出されるのが一般的。お茶は食事の最後に飲むのがマナーです。

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会席はお店や価格によって順番や品数が異なることはあるが、繊細な和食ならではのこだわりや工夫が詰まっている。
料理の順番はもちろん、それぞれの料理に使用される器や盛り付け、お酒との調和など、細かな魅力を探しながら味わうのも楽しみの一つ。
一品一品の料理を、味はもちろん見た目や香りなど、五感を使いながら堪能してみてはいかがだろうか。
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【特集掲載期間】
予約受付期間:2018年6月1日(金)~6月30日(土)
レストラン利用期間:2018年6月2日(土)~7月1日(日)
※事前予約必須。予約時間はプランによって異なります。