「ハーブをもっと身近に。女性3人がつくりあげる主婦目線の農家さん」
学校を卒業後、琉球政府(現在の県庁)で農業指導員に就いた岸本洋子さん(以下岸本さん)。農業経験がないにも関わらず指導するという立場にギャップを感じるようになり、1991年に同僚であった旦那さんと生産者の道へ。「東京に学びに行った時ハーブに出合ったんです。主人がこれだ、って。」20年前の沖縄はまだハーブが普及していなかった。始めた頃は独学で大変なことも多かったが、絶対にゆるがなかったのは「安心安全であること」。無農薬で良いものを作り続け、女性目線でハーブの良さを伝える岸本ファーム。飲食店のみならず、地域の憩いの場としても愛されている存在だ。