煮物、炒め物、生食など、値段も安くて使い勝手の良い野菜のキャベツ。カリフラワーやブロッコリーと同じアブラナ科の野菜である。キャベツは豊富な栄養素を含む野菜であり、ビタミンCやビタミンU（別名キャベジン）などが多く含まれている。

“那覇のおいしいもの”を支える人

【キャベツ農家】有銘 恵子



8年程前からキャベツ作りを始めた那覇市在住の有銘 恵子さん。西原町にある畑でキャベツを栽培している。以前は工場で働いていたが、父親が所有していたキャベツ畑を手伝っていたこともあり、父親が農業を引退するときに有銘さんが引き継いでキャベツ農家へと転身した。

「キャベツを作るうえで最も大切にしているのは２つ。大きく育てるために植付直後の水やりを入念に行い、腐れにくくするために少し値が張っても質の良い肥料を使うようにしている」と話す。

キャベツを使ったおすすめレシピ

■キャベツとトマトのスープ（雑穀ミートボール入り）



【材料（2人分）】
≪雑穀ミートボール≫
・高キビ（炊きあがった状態）　180g
・そばの実（炊きあがった状態）　120g
・玉葱　100g
・人参　40g
・しめじ　15g
・えのき　15g
・冷凍豆腐（解凍後水を切った状態）　80g
・パン粉　40g
・小麦粉　30ｇ
・菜種油　15g
・塩　3g
・ナツメグ　少々
・胡椒　少々

≪キャベツとトマトのスープ≫
・キャベツ　50g
・トマト　80g
・しめじ　30g
・水　　　400g
・干し椎茸　1個
・出汁昆布　5cm角
・塩　小さじ　1
・味噌　小さじ　1
・オリーブオイル　小さじ　1

【調理手順】
≪雑穀ミートボール≫
①玉葱、しめじ、えのきをみじん切りにし、菜種油・ごま油の混合油で炒める。※塩、胡椒をする。（分量とは別）
②人参はすりおろす。豆腐は3ミリ角程度に切り、菜種油15gをなじませる。
③すべての材料を合わせ、20gずつボール型に整形する。
④180℃の油できつね色になるまで上げる。

≪キャベツとトマトのスープ≫
①キャベツは2センチ角、トマトは1センチ角にカットする。しめじはほぐしておく。
②水に干し椎茸、出汁昆布、塩、オリーブオイル、①でカットした野菜を入れ、中火にかけ沸騰したら弱火にし、約10分間煮込む。
③椎茸と昆布を取り出し、千切りにしてから再度鍋に戻す。
④揚げた雑穀ミートボールと一緒に器に盛り付ける。

那覇のキャベツが購入できる場所

■JAグリーン首里すいまーる



石嶺団地隣に新しくオープンする『JAグリーン首里すいまーる』。那覇市の農家が作る新鮮な野菜をリーズナブルな価格で購入することができる。

【住所】
沖縄県那覇市首里石嶺町2-70-26

【営業時間】
9時30分～18時（年中無休）
（2017年3月初旬オープン予定）


－ 平成28年度 那覇市『地元野菜がジョートーサー事業』－